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128介護の夜勤専従がきつい理由とは?負担を減らすコツと続けるポイントを紹介

介護の夜勤は、生活リズムの乱れや睡眠不足といった心身への影響が大きい勤務形態です。

夜勤専従になると、一層負担を感じる場面も多いでしょう。

しかし、睡眠や食事、働き方の工夫により、負担を軽減しながら収入を増やすことも可能です。

本記事では、介護の夜勤専従がきついと言われる理由や、専従によって得られるメリット、心身への影響を減らし、無理なく続けるためのポイントを分かりやすく解説します。

Contents
  1. 介護の夜勤専従がきついと言われるのはなぜ?
    • 勤務時間が長い
    • 生活リズムが乱れやすく疲労がたまりやすい
    • 睡眠不足が睡眠障害や生活習慣病のリスクを高める可能性がある
    • 家族や友人と時間が合いにくい
  2. 夜勤がきついと感じられる場面
    • 職員が少ないためコールが重なると対応しづらい
    • 休憩を取りにくいこともある
    • 緊急時に冷静な判断が求められプレッシャーを感じやすい
    • 相談できる相手が少なく不安を感じやすい
  3. 夜勤専従の仕事の内容
    • 夜勤の業務の流れ
    • 職場によっては2交替制と3交替制の場合がある
  4. 夜勤専従のメリットは?
    • 夜勤手当で収入を増やしやすい
    • 勤務外の日中の時間を有効に使いやすい
    • 入浴介助やレクリエーションなどの活動が比較的少ない
    • 人間関係のストレスが比較的少ない
    • ダブルワークがしやすい
  5. 介護の夜勤専従に向いている人の特徴
    • 昼夜逆転の生活に比較的対応しやすい人
    • 落ち着いた環境での業務に向いている人
    • 体調管理を意識して続けられる人
    • 収入重視で働き方を考えたい人
  6. 夜勤専従でも睡眠不足に陥りにくい方法
    • 夜勤明けに寝すぎない
    • 寝室の環境を整える
    • 帰宅時にはなるべく光を浴びない
    • 就寝の1〜2時間前に入浴する
  7. 夜勤専従の人が食事で気をつけること
    • 夜勤中や夜勤明けは消化のよい食事を選ぶ
    • 食べる順番を意識して血糖値の上がりすぎを防ぐ
    • カフェインを摂る時間には注意する
  8. 夜勤専従の求人選びで確認すべきポイント
    • 仮眠・休憩時間が確保されているか
    • 夜勤時の人員やサポート体制
    • 夜間対応のマニュアルや申し送り・引き継ぎがしっかりしているか
    • 仮眠室や休憩スペースの有無も大切
  9. こんな症状があれば夜勤専従を考え直すべき判断ポイント
    • 体調を崩すことが増えた
    • ミスやヒヤリハットが増えた
    • 出勤前に強い憂うつ感がある
  10. 夜勤専従がきついと思ったら働き方を変えることも
    • 夜勤回数を減らしたり日勤中心に変えたりする
    • 転職する
    • 夜勤のないケアマネジャーや管理者へのキャリアアップを目指す
  11. まとめ

介護の夜勤専従がきついと言われるのはなぜ?

夜勤専従がきついと言われる理由は、単に生活リズムが乱れるだけではありません。

長い拘束時間や睡眠の質の低下、健康面への影響などが関係しています。

これらが重なることで心身への負担が大きくなり、疲労を蓄積しやすくなります。

勤務時間が長い

2交替制を採用している施設の場合、夜勤は夕方から翌朝にかけての勤務になるため、拘束時間が長くなります。

日勤では1回8時間労働が基本ですが、夜勤では16時間以上に及ぶことも多く見られます。

途中で休憩や仮眠もありますが、職場にいる時間の長さを負担に感じる方も少なくありません。

朝方には集中力が切れやすく、眠気や長時間労働による疲労の蓄積が大きくなります。

生活リズムが乱れやすく疲労がたまりやすい

本来、人の身体は日中に活動し、夜に休息を取るように体内時計が働いています。

夜勤では、通常休む時間に働くため、体内時計にずれが生じる点に注意が必要です。

その結果、自律神経に負担がかかり、疲労が蓄積しやすく、回復にも時間がかかる傾向があります。

夜勤明けの疲れから帰宅後に長時間眠ってしまうと、生活リズムの乱れが慢性化し、より強い疲労感につながる可能性があります。

睡眠不足が睡眠障害や生活習慣病のリスクを高める可能性がある

夜勤が中心の生活では、昼間に睡眠をとることになります。

しかし、体内時計と逆行するため眠りが浅くなりやすく、睡眠障害を引き起こす人も少なくありません。

また、不規則な生活はホルモンバランスの乱れを助長し、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、うつ病、心血管疾患のリスクを増大させるとも言われています。

睡眠不足や不眠が続くと、健康上のリスクにつながる場合があることに注意しましょう。

家族や友人と時間が合いにくい

夜勤専従の場合、職場外の友人や家族との時間が確保しにくいことも悩みの一つです。

日中は仮眠をとり、夜は働いているため、通常の生活をしている人とは予定が合わせにくくなります。

このようなスケジュールのずれは、社会的な孤立感やストレスを強めることにもなります。

限られた時間を有効に活用できるよう意識することが大切です。

夜勤がきついと感じられる場面

夜勤は日中に比べ、少ない人員で対応しなければならないため、きついと感じられる場面に直面することも多いでしょう。

本章では、特に大変と思われる状況について解説します。

職員が少ないためコールが重なると対応しづらい

日本医療労働組合連合会の「2025年介護施設夜勤実態調査」によると、2交替夜勤の職場の65.3%が一人夜勤となっています。

このような環境では、複数の利用者から同時にナースコールがあった場合、一人で対応しなければならず、大きな負担となります。

通常業務をこなしながら複数件に対応する必要があるため、精神的にも余裕を持ちにくい状況です。

また、夜勤が2人体制の職場であっても、もう一人が休憩中の場合は実質的に一人で対応する時間が生じます。

そのため、ナースコールや緊急時の対応に時間がかかることも少なくありません。

特に朝方は業務が集中する時間帯であり、そのタイミングでコールが重なると、さらに負担が大きくなります。

出典:日本医療労働組合連合会「2025介護施設夜勤実態調査」P18

休憩を取りにくいこともある

夜勤者を1人しか配置していない施設も多く、業務の遅れやナースコール対応があると休憩を取りにくい場合があります。

公益財団法人介護労働安定センター「令和6年度介護労働実態調査結果」によると、深夜勤務における仮眠や休憩について「十分とれる」が14.2%、「ある程度とれる」は51.8%、「取れない」は26.6%となっていました。

日勤よりも長時間の勤務でありながら休憩がとれないことで、疲労が蓄積されやすいでしょう。

職場によっては、休憩室や仮眠の設備が整っていないところもあり、長時間勤務の負担がさらに大きくなります。

出典:公益財団法人 介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査結果 労働者調査『介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書』」P83

緊急時に冷静な判断が求められプレッシャーを感じやすい

夜間の転倒や発熱、急変などがあると、適切な判断と迅速な対処が求められることがあります。

多くの場合、夜間は看護師などの医療職がおらず、自分一人で判断しなければなりません。

医療機関への連絡や、場合によっては救急要請が必要になることもあり、プレッシャーを感じやすいことでしょう。

結果によっては責任を感じてしまったり、判断が正しかったのか悩んでしまったりすることもあり、精神的な負担につながります。

人員が少ないことも多く、一人で重要な判断を下す必要があることも夜勤が大変な理由の一つです。

相談できる相手が少なく不安を感じやすい

夜勤を専従でしていると、日勤帯の職員と顔を合わせることも少なくなります。

そのため、業務で分からないことや疑問に感じていることを相談する機会が少なく、不安を感じやすい傾向があります。

特に、夜勤専従はほかの職員との接点を持ちにくいため、連絡先の交換もしにくく、孤独に感じる場面も多くなることでしょう。

夜勤専従の仕事の内容

夜勤専従を検討する前に、基本的な業務の流れと勤務形態による違いを理解しておくことが大切です。

業務内容は施設によっても異なるため、あくまで参考としてお考えください。

夜勤の業務の流れ

夜勤業務は施設によって異なりますが、16時から10時までの夜勤の場合、夕食前の誘導から翌朝の朝食後の介助までのケアを対応するのが一般的です。

以下は夜勤業務の一例です。

時間業務内容
16時申し送り・情報収集・夕食前の排泄介助
17時夕食準備・離床介助
18時夕食の配膳・食事介助・服薬介助・後片付け
19時口腔ケア・就寝介助
20時眠前薬介助
21時消灯・ナースコール対応
22時巡回・おむつ交換などの排泄介助・体位変換
0時巡回・おむつ交換などの排泄介助・体位変換
1時記録業務・休憩や仮眠
2時巡回・おむつ交換などの排泄介助・体位変換
6時排泄介助・起床介助
7時朝食準備・配膳・食事介助・服薬介助
8時食事の後片付け・口腔ケア・排泄介助
9時申し送り・記録業務
10時退勤

表の業務以外にも、職場によっては掃除や洗濯、記録、書類作成、翌日の準備など、日勤帯で行うには時間のかかる作業が含まれる場合もあります。

休憩時間も施設の体制などによって時間が違ったり、休憩そのものがほとんどなかったりする場合もあるため、夜勤をするうえでは注意が必要です。

職場によっては2交替制と3交替制の場合がある

「2025年介護施設夜勤実態調査」では、日勤と夜勤の2交替制が91.1%となっています。

しかし、中には3交替制を導入しているところもあり、夜勤が準夜勤と深夜勤に分かれています。

2交替制に比べると、1回の勤務時間が短いため、心身の疲労は軽減されることでしょう。

日中の仮眠も少なくなり、生活リズムへの負担も軽減されます。

出典:日本医療労働組合連合会「2025介護施設夜勤実態調査」P16

3交替制のときの注意点

3交替制では1回の勤務時間が短いことから、夜勤明けが勤務扱いにならず、休日とされる場合があります。

そのため、規定の公休回数よりも丸1日の休日が減ったり、夜勤明けの日に再度夜勤に入ったりすることで、場合によっては負担が増えることも考えられます。

職場によっても扱いが異なるため、面接時には必ず確認しておきましょう。

夜勤専従のメリットは?

夜勤専従はきつい面ばかりに注目されやすいですが、働き方としてのメリットもあります。

自身の目的や生活スタイルに合えば、むしろ日勤よりも働きやすく感じられることもあるでしょう。

本章では、夜勤専従のメリットについて解説します。

夜勤手当で収入を増やしやすい

22時から5時までの勤務時間においては、時給に25%の深夜割増がつくことが労働基準法により定められています。

ただ実際には、多くの職場では夜勤手当という形で一律の金額を支払っているケースが多く見られます。

「2025年介護施設夜勤実態調査」では、正規職員の2交替制夜勤の手当額は平均5,973円です。

月に10回勤務すれば、6万円近くが通常の給料に上乗せされるため、大きな収入アップにつながります。

出典:日本医療労働組合連合会「2025介護施設夜勤実態調査」P28

勤務外の日中の時間を有効に使いやすい

日勤帯で働いていると、平日の日中しか開いていない銀行や役所での手続き、通院などが難しくなります。

しかし、夜勤専従であれば、日中の時間の有効活用も可能です。

平日の昼間は映画館やカラオケなども席が空いていることが多く、夜勤明けに買い物やレジャーを楽しむこともできるでしょう。

入浴介助やレクリエーションなどの活動が比較的少ない

夜間は利用者が眠っている時間であるため、日中ほど活動量が多くありません。

介助量の大きい入浴介助を夜勤帯で対応することはほとんどなく、排泄介助もおむつ交換がメインになるため、重介助が比較的少なくなります。

日中のレクリエーションがあまり得意でなく負担に感じる方も、夜勤専従に向いているかもしれません。

人間関係のストレスが比較的少ない

日勤帯に入っているほかの職員との関係性が薄くなりやすいため、人間関係にストレスを感じることも比較的少ないといえます。

職員間で連携を図るというよりも、個人ワークが主となるため、一人でも業務を完遂できる方にとっては、夜勤専従は一つの選択肢といえるでしょう。

ダブルワークがしやすい

夜勤専従はシフトを固定化しやすいため、毎週決まった曜日だけ勤務している方も多く見られます。

そのため予定が立てやすく、曜日ごとにほかの仕事に就くことも可能です。

体調を崩さないように働くことが大前提ですが、その上で副業やダブルワークをしたい方にはおすすめの働き方です。

介護の夜勤専従に向いている人の特徴

夜勤専従は、誰にでもできる働き方ではありません。

以下のような人が夜勤専従に向いていると思われます。

・昼夜逆転の生活に比較的対応しやすい人

・落ち着いた環境での業務に向いている人

・体調管理を意識して続けられる人

・収入重視で働き方を考えたい人

一つずつ解説していきます。

昼夜逆転の生活に比較的対応しやすい人

夜勤専従の場合、体内時計の変調が激しいため、心身への悪影響について注意が必要です。

しかし、生活リズムを上手にコントロールできる人や、もともと夜型で朝が苦手な人には適した働き方といえます。

時間を有効に使いながら収入アップも図ることができます。

夜勤前後の過ごし方や、仮眠の取り方などの工夫により、昼夜逆転の影響を減らすことも可能です。

落ち着いた環境での業務に向いている人

利用者が寝静まった夜間帯は、日勤ほどにぎやかな雰囲気ではありません。

反対に、落ち着いた環境で働くほうがよいという人には夜勤専従が向いています。

職場によっては、日中にはできない掃除や記録業務などがある場合がありますが、自分のペースで集中して業務を進められます。

利用者と関わる時間も少なくなりますが、その分余裕を持った対応が可能です。

体調管理を意識して続けられる人

夜勤業務は、日中の勤務に比べて疲れが残りやすく、体調を崩しやすい傾向があります。

普段から自身の体調に気を配り、無理をしないよう意識することが求められます。

疲労やストレスの解消を積極的に行い、体調がすぐれないときにはしっかり休むなど、日頃のケアを続けられる人であれば、夜勤専従でも長く働けることでしょう。

食事の栄養バランスにも気を遣い、生活習慣病のリスクを下げるなど健康を維持できるように努めることが大切です。

収入重視で働き方を考えたい人

夜勤手当や副業、ダブルワークなどで収入を増やしたい人にもおすすめの働き方です。

介護職は一般企業よりも収入が少ないことが多く、金銭面の負担が大きくなりやすいといえます。

近年の物価高が、生活費や子どもの養育費に影響している家庭も多いことでしょう。

夜勤専従は、時間を有効に使って効率よく稼ぐことも可能です。

夜勤専従でも睡眠不足に陥りにくい方法

夜勤専従を続けるうえで大切なのは、睡眠の質が下がらないようにし、疲れの蓄積の予防です。

夜勤後の過ごし方を工夫するだけでも翌日の疲労感は変わります。

ここでは睡眠の質を向上させ、ぐっすり休める方法を紹介します。

夜勤明けに寝すぎない

生活リズムを整えるためには、夜勤明けに寝すぎないことが大切です。

夜勤は日勤よりも疲労の蓄積が大きく、帰宅後に長時間寝てしまう方もいるかもしれません。

しかし、日中に寝すぎると夜間眠れなくなったり、睡眠の質が低下したりするため、慢性的な疲労感から抜け出せなくなることもあります。

夜勤明けの仮眠は1〜2時間程度にし、寝すぎないように注意することが大切です。

寝室の環境を整える

日中に仮眠を取る機会が多くなるため、睡眠の質を高めるうえで寝室の環境は非常に重要です。

室温は、夏場は25〜26℃、冬は18〜22℃、湿度は1年を通して50%程度に調節しましょう。

静かな環境を保ち、好みに合わせてベルガモットやラベンダー、オレンジスイートなどのアロマを使用するのも効果的です。

部屋の明るさにも配慮し、遮光カーテンやブラインドを活用して日光を遮ることで、夜に近い環境を作ることができます。

帰宅時にはなるべく光を浴びない

夜勤明けの帰りに日光を浴びると体内時計がリセットされ、身体が「朝」と認識してしまいます。

その結果、帰宅後に仮眠を取る際の睡眠の質が低下し、疲労が残りやすくなります。

帰宅途中はできるだけ光を浴びないように工夫することが大切です。

特に目から入る光は体内時計への影響が大きいため、帽子やサングラスを活用して日光を遮ることが効果的です。

また、肌の露出もなるべく控えるとよりよいでしょう。

就寝の1〜2時間前に入浴する

睡眠の質を高めるためには、寝る1〜2時間前の入浴がおすすめです。

入浴は交感神経を鎮めて副交感神経を優位にするため、身体を休息モードに切り替えることができます。

また、温熱効果によって体温が上昇した後、1〜2時間後に体温が下がることで入眠が促されます。

夜勤明け後、すぐに布団に入らず、入浴で心身の疲れをほぐしたあとに仮眠を取ることで、睡眠の質を高めることが可能です。

夜勤専従の人が食事で気をつけること

夜勤が終わった解放感から、つい脂っこいものや高カロリーなスイーツなどに手を伸ばしたくなります。

しかし、夜勤専従を健康的に続けるためには、食生活の改善は大切です。

本章では、おすすめのメニューや食べ方の注意点について解説します。

夜勤中や夜勤明けは消化のよい食事を選ぶ

夜勤中は交感神経が優位になり、食欲や消化機能を抑制しています。

油脂の多いものは消化しにくいため、胃腸に負担がかかり消化不良につながります。

夜勤明けも、心身の疲労によって胃腸が弱っているため、消化しやすいものがよいでしょう。

胃腸への負担を抑えながら効率よくエネルギーを補給できれば、夜勤明けの睡眠の質が高まり、疲労回復がしやすくなります。

夜勤明けにおすすめのメニュー

夜勤明けに適した食べ物は、ヨーグルトやフルーツ、スープなどです。

調理も手軽で、夜勤明けでもすぐに準備できます。

どうしても空腹で寝付けない場合は、スープにショートパスタを加えたり、雑炊にしたりして炭水化物も一緒に摂るとよいでしょう。

普通に食べるよりも柔らかくなり、消化しやすくなります。

一方で、繊維質の多い食品や水分の少ないパサついた食べ物は消化に時間がかかるため、夜勤明けには避けたほうが無難です。

食べる順番を意識して血糖値の上がりすぎを防ぐ

ベジファーストを意識して、炭水化物よりも先に野菜を摂るようにしましょう。

最初に口にするものを野菜にするだけでも、血糖値の急激な上昇を防ぎ、脂肪の蓄積や糖尿病を予防する効果が期待できます。

野菜・きのこ類・海藻類を先に摂り、次に肉や魚などのタンパク質、最後に炭水化物を摂ります。

野菜に含まれる食物繊維が糖の吸収を遅らせるため、後から食べる炭水化物による血糖値の上昇を抑えることが可能です。

カフェインを摂る時間には注意する

眠気覚ましにコーヒーやエナジードリンクなどでカフェインを摂る方も多いと思います。

カフェインには交感神経を活発にし、眠気の抑制や一時的な疲労回復の効果があります。

摂取後、10〜30分で効果が現れるため、即効性が高い点も魅力です。

しかし、カフェインの効果は思っているより長時間持続し、個人差もありますが4〜8時間が経過しないと抜けないこともあります。

夜勤明けの仮眠に影響しないように、カフェインの摂取は夜明け前までとし、勤務後にほっと一息つきたいときはデカフェなどを利用するようにしましょう。

夜勤専従の求人選びで確認すべきポイント

夜勤専従の求人も少なからず募集されています。

しかし、求人内容だけでなく実際の勤務内容や職場環境を確認しておかないと、思っていたよりも厳しい業務を強いられることにもなりかねません。

本章では、夜勤専従を目指す方が就職時に確認しておく必要がある点を解説します。

仮眠・休憩時間が確保されているか

夜勤の体制や職場によっては、休憩や仮眠の時間が完全には確保されておらず、コールや緊急時の対応が必要になる場合もあります。

何時から何時までが休憩時間なのか、その間のコール対応などについて確認が必要です。

一人夜勤の職場では、休憩を取れないことも多く、自身の体力も踏まえて検討しましょう。

夜勤時の人員やサポート体制

夜勤中、何かあった場合の連絡先や手段がルール化されているかどうかも重要です。

急変時に救急要請をしたときは、職員の誰かが救急車に乗っていかなければならないこともあるため、その際の応援体制や連絡方法が定められている必要があります。

また、2人夜勤の場合でも、もう一人が休憩に入っていると実質一人で対応する場合も多くなるため、困ったときの対処法は事前の確認が必要です。

夜間対応のマニュアルや申し送り・引き継ぎがしっかりしているか

夜勤業務のマニュアルや申し送りによる情報共有、OJTなどが徹底されている職場が理想的です。

転倒事故や発熱があった場合の家族や提携医療機関への連絡方法や、頓服薬など夜勤中に必要な物品の保管場所などは必ず確認しておきたい部分です。

日中の様子や内服薬の変更、利用者の変化による注意点などがしっかり申し送られていると、安心して夜勤業務を行うことができます。

マニュアルや引き継ぎなどは、職場によってかなり差が出やすい部分です。

気になる点は自分から質問して疑問を取り除いておきましょう。

仮眠室や休憩スペースの有無も大切

労働安全衛生規則第616条には、「夜間に労働者に睡眠を与える必要のあるとき、又は労働者が就業の途中に仮眠できる機会があるときは、適当な睡眠又は仮眠の場所を、男性用と女性用に区別して設けなければならない」とされています。

しかし、介護施設の中には仮眠室どころか休憩用のスペースすらないところも少なくありません。

「2025年介護施設夜勤実態調査」でも、仮眠室に関する回答が得られた114施設のうち、27.2%が「仮眠室がない」と回答しています。

入眠しなくても、身体を伸ばして横になっているだけでも疲労を軽減できるため、可能であれば仮眠室のある職場を選ぶようにしましょう。

出典:日本医療労働組合連合会「2025介護施設夜勤実態調査」P31

こんな症状があれば夜勤専従を考え直すべき判断ポイント

夜勤専従は心身への負担が大きく、気付かないうちに深刻な状態になっていることもあります。

以下のような症状がある場合は、無理をせず働き方の見直しを検討しましょう。

・体調を崩すことが増えた

・ミスやヒヤリハットが増えた

・出勤前に強い憂うつ感がある

体調を崩すことが増えた

夜勤による疲れがしっかり取り除けないと、慢性的な疲労に悩まされることになります。

また、疲労の蓄積は免疫力を低下させ、風邪などにもかかりやすくなるため注意が必要です。

生活リズムの変化への適応力は個人差が大きいため、夜勤が身体に合わないと感じたら働き方を見直すことも考えましょう。

ミスやヒヤリハットが増えた

疲労の蓄積や睡眠障害によって集中力が低下することが知られています。

簡単な作業でもミスが増えたり、注意散漫な状態が続いたりする場合は、夜勤を見直し、体調の回復を優先することが大切です。

不安の残る状態で働き続けると、介護事故につながるリスクも高まります。

ミスが増えてきたと感じたときは、早めに休息を取り、心身ともに整えた状態で業務に臨むようにしましょう。

出勤前に強い憂うつ感がある

自律神経の不調は精神状態を不安定にさせます。

これから仕事だと思うと強い憂うつ感を感じるときは、うつ病の可能性があります。

この状態のまま無理に働き続けると、さらなる悪化につながりかねません。

うつ病の回復には時間がかかるため、普段からストレスを溜めないように意識するとともに、体調不良を感じたらしっかり休むことが大切です。

場合によっては、医療機関の受診も検討しましょう。

夜勤専従がきついと思ったら働き方を変えることも

夜勤専従が身体に合わないと感じてきた場合は、無理に続けるのではなく、働き方を見直すという選択も大切です。

夜勤を減らしても、介護の仕事を続けることは可能です。

本章では、その具体的な方法を紹介します。

夜勤回数を減らしたり日勤中心に変えたりする

夜勤が身体に与える負担が大きいと感じる場合は、夜勤回数を減らすことで体調の回復を図ることができます。

日勤が中心の働き方に変わると夜勤手当などのメリットは減りますが、身体への負担は大きく軽減されます。

収入面などのマイナス要素もありますが、心身の健康には代えられません。

疲労がピークに達する前に切り替えることも選択肢の一つです。

転職する

現在の職場に日勤の空きがない場合は、転職を視野に入れることも一つの選択肢です。

デイサービスや訪問介護の事業所であれば日勤だけで働けるため、負担を減らして介護の仕事を続けることができます。

デイサービスでは入浴介助やレクリエーション対応が求められることがあります。

訪問介護は掃除や料理などの家事援助のスキルも必要です。

こうした業務内容に対応できるかを踏まえた上で、転職を検討するとよいでしょう。

夜勤のないケアマネジャーや管理者へのキャリアアップを目指す

ケアマネジャーや管理者になれば、基本的に夜勤はありません。

身体介護の機会もほとんどなくなるため、身体的な負担は大きく軽減されます。

ケアマネジャーになるには、合格率30%前後といわれる介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、その後の所定研修を修了する必要があるため、一定の時間と準備が必要です。

管理者になるには、介護の専門的な知識や技術だけでなく、関連法規の知識やマネジメント能力も必要です。

いずれも簡単に就ける職種ではありませんが、その分収入が上がるケースも多く、長期的なキャリアとして目指す価値は十分にあります。

まとめ

介護の夜勤専従は、長時間勤務や生活リズムの乱れ、睡眠不足、人手不足による対応の難しさなどから、心身に大きな負担がかかりやすい働き方です。

一方で、夜勤手当による収入の増加や日中の時間を使いやすいことなどのメリットもあります。

無理なく続けるには、食事メニューの工夫や睡眠環境の調整などによって、睡眠の質を低下させないことが重要になります。

求人選びの段階で休憩体制や夜勤の人員配置などをしっかり確認し、負担の少ない職場を選ぶことも大切です。

体調不良やミスの増加、強い憂うつ感がある場合は、働き方を見直すタイミングかもしれません。

夜勤回数を減らしたり、日勤へ切り替えたりすることで、健康的に長く働き続けられる環境を整えていくことが大切です。