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77認知症になりやすい人の口癖とは?気を付ける症状や予防法、対処法を解説

現在では、さまざまな視点から認知症のことが話題として取り上げられています。

その中で、口癖と認知症との関連性についても研究が進められています。

口癖によっては、抑うつや強いストレス、睡眠不足、社会的孤立など、認知機能への影響を懸念する要因が隠れているかもしれません。

このようなサインに気付き、早めの対策を取ることで認知症を予防し、安心した老後を送れるようになるでしょう。

本記事では、口癖から見えてくる認知症になりやすい人の特徴や予防法、ご自身や家族ができる対処法について解説します。

Contents
  1. 認知症になりやすい口癖
    • なぜ口癖が認知症に関係する?
    • 言葉よりも「生活の困りごと」が手がかり
  2. 認知症になりやすい人の性格
    • 抑うつ的で心配性
    • 批判や皮肉が多い
    • 協調性がなく、他人との関わりが少ない
    • 短気・神経質
  3. 認知症を招きやすい生活習慣
    • 食生活が偏っている
    • 睡眠不足
    • 不規則な生活
    • 運動不足
    • 一人暮らし
    • 飲酒や喫煙
  4. 基礎疾患と認知症との関連性
    • 糖尿病
    • 高血圧
    • 慢性腎臓病
    • 難聴
    • 歯周病
  5. 認知症を予防するには?
    • 食事の栄養バランスに気を付ける
    • 運動の習慣を身に付ける
    • 脳を使う作業を取り入れる
    • 社会との接点を持ち、新しいことにも興味をもつ
    • 人の意見に耳を貸す
    • 責任感や自制心をもつ
  6. 認知症が疑われる初期症状
    • 認知症と物忘れの違い
    • 軽度認知障害(MCI)とは
  7. 認知症になりやすい口癖への対処
    • 否定したり無視したりしない
    • さり気なく話題を変える
    • 意識的に言い換える
    • 医療機関を受診する
  8. 認知症についての公的な相談窓口
    • 地域包括支援センター
    • 市町村の高齢者福祉課
    • 認知症疾患医療センター
  9. まとめ

認知症になりやすい口癖

・「どうせ無理だ」
・「これだから今の若い人は」
・「もう歳だから」
・「面倒くさい、疲れた」

これらは、認知症との関連性が疑われている口癖の一例です。

認知症と口癖にどのような関係性があるのか疑問に思う方もいるでしょう。

口癖には、生活上の問題や解決したくてもできないもどかしさが潜んでいることがあります。

このような満たされない気持ちがネガティブな口癖として表れているのかもしれません。

なぜ口癖が認知症に関係する?

口癖にはその人の性格が表れるとされています。

否定的な口癖が多い人は、物事を悲観的に捉える傾向があるかもしれません。

心配性な人や短気な性格の人は、日々の生活でストレスを感じやすい傾向があるでしょう。

人はストレスを感じると「ストレスホルモン」とも呼ばれるコルチゾールが増加する場合があります。

このコルチゾールの過剰分泌が、睡眠の質や意欲の低下、生活習慣の乱れを通して、認知機能の低下につながる可能性が示唆されています。

言葉よりも「生活の困りごと」が手がかり

口癖を改善するには、日常生活でストレスを感じやすい状況に目を向けることが大切です。

たとえ口に出さなくても、ストレスを感じているのであれば認知症のリスクは高まるでしょう。

高齢者は自身の加齢や体調不良、身体の痛み、不安などを感じやすいため、ネガティブな口癖の引き金になっているのではないでしょうか。

大切なのは、生活上の困りごとに気づき、負担を軽減することです。

認知症になりやすい人の性格

日々の生活の中でストレスを感じやすい人によく見られる傾向について解説します。

もともとの性格によるものもあれば、認知症の発症により性格が変化している場合もあるため、決めつけないことも大切です。

ご自身や身近な人の中であてはまる人がいれば、何らかの対策を行うことも考えましょう。

抑うつ的で心配性

抑うつ的な性格や心配性な人は、些細なことでもストレスを感じやすく、体内のコルチゾールが高まりやすいとされています。

ストレスが抑うつや心配性をさらに悪化させるため、悪循環に陥りやすくなることも懸念点です。

長期間ストレスにさらされることで、認知症だけでなくうつ病を発症してしまうこともあります。

うつ病による認知機能や記憶力の低下は「仮性認知症」と呼ばれ、認知症の初期症状と似ていることがあるため、見分ける際には慎重さが求められるでしょう。

批判や皮肉が多い

研究によると、他人に対して批判や皮肉が多い人はそうでない人に比べ、認知症になるリスクが高まる傾向にあるとされています。

自分の意見や考えに固執し他人の考えを受け入れられない人は、ストレスを感じる場面が多くなるとともに、周囲からも孤立する傾向があるためです。

新しいことや周囲との関係性に興味を持てないと、脳への刺激が減少し、認知症の発症リスクが高くなると考えられています。

協調性がなく、他人との関わりが少ない

協調性がないと、場の空気を読んだり、TPOに合わせた行動がしにくくなったりするため、他者との関わりを避ける傾向があります。

人付き合いが少なくなることで脳への刺激が減少し、認知機能を低下させる原因にもなりかねません。

また、認知症がすでに発症していることで協調性が失われている場合もあるため、早急な対応が大切になります。

短気・神経質

わずかなことが気になったり、イライラしたりすると、本人のストレスになるだけでなく、周囲からも次第に距離を置かれるようになります。

何事にも自分のルールをあてはめようとし、うまくいかない場合は感情的になって周囲を驚かせることでしょう。

これによってストレスが増大するとともに、他者との関わりの減少から孤独感を強めることにもなります。

ただし、短気な性格は認知症による性格変化が原因の場合もあり、以前は穏やかだった人が認知症の発症とともに怒りやすくなることもあるため、対応には慎重さが求められるでしょう。

認知症を招きやすい生活習慣

生活習慣は認知症の発症に大きく関わります。

不健康な生活は身体機能の低下や刺激の減少、血流の悪化、ストレスの蓄積につながり、認知症を含む多くの疾患の原因にもなります。

ここでは、認知症を招きやすい生活習慣を紹介します。

食生活が偏っている

食生活の偏りは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の悪化につながり、血管や血流にも悪影響を及ぼします。

血管が傷ついたり、血流が悪くなったりすると、血管の詰まりを引き起こしやすくなり、脳血管性認知症の発生リスクを高めます。

塩分や糖分、脂肪の取りすぎに注意し、バランスの良い食事を摂ることが大切でしょう。

睡眠不足

睡眠不足は脳内のアミロイドβの蓄積を促進します。

アミロイドβはアルツハイマー型認知症の原因物質です。

脳内に蓄積すると、神経細胞にダメージを与え、認知機能の低下や記憶障害、注意力の低下につながるでしょう。

通常、アミロイドβなどの老廃物は睡眠中に脳内から排出されるため、神経細胞へのダメージを軽減することが可能です。

しかし、不眠症などによる睡眠不足が老廃物の排出を阻害するため、アルツハイマー型認知症のリスクを高めることになります。

不規則な生活

昼夜逆転などの不規則な生活も認知症を引き起こす原因の一つです。

体内時計の乱れは自律神経の不調につながり、睡眠の質を低下させます。

また、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを生成するには、日中に光を浴びることが大切です。

昼夜逆転の生活では、セロトニンの生成も抑制されるため、自律神経の不調から睡眠の質を下げることにつながるでしょう。

朝起きたらまずは日光を浴び、体内時計のリセットを行うとともに、夜にしっかり睡眠をとることが認知症予防には大切です。

運動不足

運動不足は身体機能の低下を招くだけでなく、糖尿病や高血圧、肥満などを助長し、生活習慣病を悪化させることにもなりかねません。

また、加齢によって身体の活動量が減少すると、脳への血流や刺激が不足し、認知症のリスクを高めるでしょう。

日中の活動量の低下は夜間の不眠にもつながり、不規則な生活の原因にもなるため、意識的に運動習慣を取り入れることが大切です。

一人暮らし

日本では高齢者の一人暮らしの割合が高く、認知症の発症リスクを高めている要因の一つとされています。

一人暮らしの高齢者は他者との会話の機会が少なくなりやすく、脳の刺激が減ることで、認知機能の低下が懸念されます。

また、体調や様子の変化に気付きにくくなることで、知らないうちに認知症が進んでしまうこともあるため、注意して見守ることが大切でしょう。

飲酒や喫煙

過度な飲酒や喫煙は、さまざまな疾患の原因になり、認知症のリスクを高めます。

飲酒は肝障害や糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管障害などのリスクを高め、認知症の発症にも影響します。

アルコール依存によって脳の萎縮を引き起こす「アルコール性認知症」でも、記憶障害や見当識障害、感情障害などの症状を引き起こすため、ほどほどの量にすることが大切です。

喫煙も脳へのダメージを与えるとともに、心疾患や脳血管障害のリスクを高めるため、可能であれば禁煙が望ましいといえるでしょう。

基礎疾患と認知症との関連性

糖尿病や高血圧などの基礎疾患があると、脳の活動量の低下やアミロイドβの蓄積を助長し、認知症が発症しやすくなります。

ここでは、認知症のリスクを高める疾患について解説します。

糖尿病

糖尿病の中でも最も多い2型糖尿病は、インスリンの分泌低下やインスリンに対する反応低下によって血糖値を下げられなくなり、さまざまな合併症につながる疾患です。

インスリンの分泌異常は、認知症の原因物質であるアミロイドβの分解にも関係しており、糖尿病と認知症との関連が推察されています。

糖尿病は生活習慣病の一つであり、食事や運動など生活習慣の改善とともに、薬物治療などによって血糖を適切にコントロールすることが大切です。

高血圧

高血圧は脳梗塞や脳出血の原因になり、脳血管性認知症のリスクを高めるでしょう。

高血圧の改善には、塩分やコレステロールの制限、節酒や禁煙、体重の減量などが推奨されます。

これらは食生活や運動習慣によって改善が可能なため、認知症予防と併せて生活に取り入れていきましょう。

慢性腎臓病

慢性腎臓病になると腎臓の働きが低下するため、本来排出されるはずの不要な水分や塩分、尿素窒素、クレアチニンなどの老廃物が身体に蓄積されることになります。

一部の研究では、慢性腎臓病が認知機能障害をもたらす可能性が示唆されており、認知症の約10%に慢性腎臓病が影響しているのではないかと考えられています。

腎臓病は糖尿病の代表的な合併症の一つであり、減塩などの食生活の見直し、運動習慣の確立が大切です。

難聴

難聴が認知症に関係しているとは考えにくいかもしれません。

しかし、国立長寿医療研究センターが発行している「MCI(軽度認知障害)ハンドブック」では、難聴が認知症の発症リスクを1.9倍に高めているとの報告があります。

特に中等度以上の難聴が認知症に強く影響しているとされています。

会話を理解するために注意力が過度に使われることが、脳の活動制限につながる要因です。

難聴は補聴器などで対策できることもあるため、聞こえづらさを感じたら耳鼻科の受診を検討しましょう。

出典:国立長寿医療研究センター「MCIハンドブック

歯周病

歯周病も認知症との関係性が示唆されています。

マウスを用いた実験では、歯周病菌が口腔内にアミロイドβを発生させ、認知機能の悪化につながったとする例が報告されています。

また、歯周病の悪化により噛む力が減少することで脳への刺激が不足し、認知症のリスクを高めているとも考えられるでしょう。

認知症予防のためにも、早めの治療で歯の健康維持に努めることが大切です。

認知症を予防するには?

認知症予防には、生活習慣の改善や普段の心がけが大切です。

心身の健康を維持し、いつまでも明るく楽しい老後を目指しましょう。

ここでは、認知症を予防するために効果的とされている方法について解説します。

食事の栄養バランスに気を付ける

栄養バランスのとれた食生活は健康と認知症予防に大切です。

塩分・糖分を控え、適正なカロリーを意識しましょう。

青魚に含まれるDHAやEPA、タンパク質、緑黄色野菜のカテキンやβカロチンは特におすすめです。

一方、トランス脂肪酸は血管に悪影響があるため控えましょう。

運動の習慣を身に付ける

運動習慣は認知症予防に効果的です。

有酸素運動は脳の血流を増やし、アミロイドβの排出を助け、神経細胞の再生を促すBDNFも増加させます。

激しい運動でなく、散歩やウォーキングなど息が上がらない軽い運動で十分でしょう。

ストレス発散や睡眠改善にもつながるでしょう。

脳を使う作業を取り入れる

日常生活の中に脳を使う作業を取り入れるのも認知症予防に有効です。

掃除や買い物、料理など、複数の手順が必要なものは脳を活性化させることにつながります。

手芸など、完成までに複数の工程が必要な趣味も効果的です。

ただし、あまり興味を持てないものを無理に行っても、長続きせずストレスになるため、自分が興味を持てるものを探して始めてみましょう。

社会との接点を持ち、新しいことにも興味をもつ

地域の活動やボランティア、デイサービスなどで他者と関わる時間を作ることも大切です。

あいさつや軽い会話をするだけでも脳は活性化されます。

社会活動を通して、自己肯定感を強めることで、人生をより前向きに捉えられるようにもなります。

他者との関わりを通して、今まで知らなかった新しいことにも興味を持つことで脳が刺激され、認知症のリスクを減らすことにつながるでしょう。

人の意見に耳を貸す

固定観念にとらわれず、他人の意見を取り入れることは認知症予防につながります。

自分の考えに固執すると環境変化への適応が難しくなり、ストレスが増えます。

社会的孤立を避け、柔軟に考え、視野を広げることで認知症のリスクや進行を減らすことができるでしょう。

責任感や自制心をもつ

責任感や自制心は、認知症対策でも役立ちます。

認知症対策は一朝一夕にはできません。普段の心がけや生活習慣の改善を継続することが大切です。

やると決めたことを根気よく続けられる責任感や誘惑に負けない自制心が認知症予防のカギとなるでしょう。

認知症が疑われる初期症状

自分や周囲の人が認知症かもしれないと思ったときに、認知症の初期症状について知っておくと、その後の対応がしやすくなるでしょう。

ここでは、認知症と加齢による物忘れを見分けるポイントについて解説します。

認知症と物忘れの違い

高齢者の物忘れと認知症には違いがあります。

通常の物忘れでは、出来事は覚えていても細かい内容を忘れる程度です。

認知症では、出来事そのものを忘れ、自覚もないことが多く、「食べていない」と強く主張することもあります。

また、同じ話を繰り返したり物の置き場所がわからなくなったりするのも、記憶が失われていることに気付かないためです。

食事を忘れた場合は、メニューのヒントで思い出せるか、自覚があるかを確認すると判断の参考になるでしょう。

軽度認知障害(MCI)とは

MCIとは、認知症と診断される一歩手前の段階で、記憶力や判断力の低下は見られるものの、周囲のサポートがあれば日常生活は行える状態のことです。

厚生労働省の資料によると、65歳以上の高齢者の約28%が認知症またはMCIとの推計となっています。

認知症は進行性の疾患であり、根治は困難ですが進行を遅らせることは可能です。

これまでに解説した予防法や医療機関の受診によって、早期発見、早期対策が大切でしょう。

出典:厚生労働省「認知症および軽度認知障害(MCI)の高齢者数と有病率の将来推計

認知症になりやすい口癖への対処

自分や家族が、認知症になりやすい口癖を繰り返していたら心配に感じるでしょう。

ここでは、認知症になりやすい口癖を多用している人への関わり方や対処について解説します。

否定したり無視したりしない

同じ話を繰り返したり「ご飯を食べていない!」と訴えたりするのは、本人にとっては事実です。

頭ごなしに否定したり無視したりすると、不安や孤独感が強まり、症状が悪化することがあります。

認知症の対応では、事実と異なっていても本人の気持ちに寄り添い、共感することが大切でしょう。

受容や共感で関わることで、不安を和らげ、進行を遅らせる効果も期待できます。

さり気なく話題を変える

同じことを何度も尋ねる場合は、さり気なく話題を変えながら答えるのがおすすめです。

例えば「今日は3月8日ですね、もうすぐ孫の卒業式ですね」といった具合です。

これにより会話を続けつつ、質問の繰り返しをやわらげられます。

会話の中で本人の不安や関心に気付くきっかけにもなるでしょう。

意識的に言い換える

自分や周囲の人が認知症になりやすい口癖を多用していることに気付いたら、なるべくポジティブな言葉に言い換えるようにしましょう。

「一度やってみよう」「やればできる」など、前向きな言葉を発することで、心も前向きになり、認知症対策も積極的に行えるようになります。

ポジティブな言葉は脳の活性化にもつながり、不安やストレスに打ち勝つための免疫力にもなるでしょう。

医療機関を受診する

認知症が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

早い段階での対処ができれば、認知症の進行を遅らせ、安定した生活を送れる時間が長くなることでしょう。

医療機関を受診する際、何科に行けば良いか分からない方もいると思います。

ここでは、認知症を扱っている医療機関について解説します。

<h4>かかりつけ医</h4>

まずはかかりつけ医に相談しましょう。

認知症の専門医でなくても、持病の有無や普段の様子を知っている人に相談することが大切です。

一時的な身体の不調が認知機能に影響していることもあります。

最初はかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門医療機関を紹介してもらうのが良いでしょう。

もしかかりつけ医がいない場合は、以下の診療科に行くことをおすすめします。

<h4>神経内科</h4>

神経内科は脳や神経、脊髄などの異常によって身体が動かしにくい、考えがまとまりにくいといった症状に対して詳しい検査や治療を行います。

脳の異常によって認知症が引き起こされているのであれば、神経内科の受診が有効です。

最近は認知症を専門に扱うところも増えてきているため、近くの神経内科で認知症に対応しているか確認してみましょう。

<h4>精神科、心療内科</h4>

精神科では、幻覚・妄想・抑うつ・睡眠障害など心理的症状の治療を行います。

認知症による気分の不安定や混乱がある場合は受診を検討しましょう。

心療内科は、心理的要因が身体に影響している場合に向いています。

最近は認知症に対応する医師も増え、「老年科」「認知症外来」「物忘れ外来」として受診できる場合もあります。

認知症についての公的な相談窓口

医療機関以外にも、認知症に関する相談ができる代表的な公的機関を3つ紹介します。

認知症によって自立した生活が困難になった場合の介護保険制度の仕組みや、さまざまな支援サービスに関する情報を得られます。

医療的な観点だけでなく、生活上の困りごとやメンタルケアなどにも手を差し伸べてくれる機関です。

地域包括支援センター

地域包括支援センターは高齢者の生活全般における相談窓口です。

高齢者が住み慣れた地域で生活を続けるために、必要な支援やサポートを行います。

社会福祉士や主任介護支援専門員、保健師が在籍し、介護、医療、保健、福祉にまたがる包括的な支援を受けられるのが特徴です。

相談は原則無料となっており、どこに相談すればよいか分からない時の選択肢の一つとして利用できます。

市町村の高齢者福祉課

各自治体の高齢者福祉課も認知症に関する相談を受け付けています。

高齢者福祉課は、介護保険制度や認知症サポーター制度、見守りサービス、地域の老人クラブ、高齢者の生きがい活動などに関するさまざまな情報を提供している機関です。

地域社会での交流や緊急時の支援サービスの紹介などを通して、高齢者が地域で安心して暮らせるための活動を行っています。

認知症によって自立した生活に不安を感じるときは、さまざまな支援を紹介してくれる高齢者福祉課に相談するのがおすすめです。

認知症疾患医療センター

認知症疾患医療センターは、都道府県知事または政令指定都市の市長によって指定を受けた医療機関で、認知症を専門的に扱う公的な役割を持った医療機関です。

認知症の鑑別や医療相談などの医療的なサポートだけでなく、今後の生活における対応のアドバイスなども受けられます。

認知症患者同士のピアサポートや家族介護者の会も開催されており、本人だけでなく家族に対しても生活上の不安を軽減するためのサポートを受けられるのが特徴です。

まとめ

認知症になりやすいネガティブな口癖には、生活上の不安やストレスが関係しています。

加齢や孤立、不規則な生活、体調の変化も原因でしょう。

食生活の改善や運動習慣の定着、本人に寄り添った関わりによって、不安を減らし前向きな気持ちを支えられます。

口癖の改善には時間がかかるため、日々の積み重ねが大切です。

認知症が疑われる場合は、加齢による物忘れとの違いを理解し、早めに医療機関や公的機関のサポートを利用しましょう。